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[C264]

重電>充電
態勢>体勢かと。
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : ななし
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[C267]

指摘ありがとうございます
修正させていただきました
今後ともよろしくお願いします!
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : コメ返:ななしさん
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色鉛筆



「電話ボックス……減ったなぁ」

 色無しは歩みを進めながら電源の切れた携帯電話をうらめしそうに見つめる。
 色無しは昨晩充電するのを忘れ、電話は家を出たところですぐに充電マークが点灯させた。
 幸い手帳に電話番号を控えてあったため、待ち合わせの遅刻の連絡は出来る。

「黒さん、怒るぞ……」

 黒の家は携帯電話を持つ事を認めていない。それにもかかわらず黒は色無しと連絡を取りたいとこっそりと契約した。
 それなのに……色無しは自分を恥じた。
 ようやく電話ボックスを見つけ中に入る。財布をさがすと小銭やカードは無く百円玉のみ。携帯電話にかけるんだからいいだろうと投入した時。
 電話ボックスの扉が開いた。

「にーちゃ、見つけた」


「灰色ちゃん!? なんでここに!?」
「何してるの?」

 ゴシックな服を身につけた少女と普通の身なりの青年が一つの電話ボックスの中。なんとも珍妙な風景。

「いや、黒さんに電……」
「でん?」

 そこまで声に出しかけて色無しは踏みとどまる。黒が携帯電話を持っている事は秘密なのだ。

「ねーちゃにでん……でん……でんわ!」

 灰色が狭いボックス内で大声を出す。声の大きさと指摘された事により色無しは二重に驚いた。

「かけてあげるー!」
「ま、待って!」

 灰色は色無しの言う事を気にせず、色無しの身体をよじのぼり電話番号を押す。灰色の身体を支えなくてはいけない体勢の色無しはその動きを止める事が出来ない。
 五回のコールを聞いた所で、受話器のあがる音がした。


「……はい」
「え、あ、ええええ、色無しと言いますが、黒さんは、いらっしゃいますか?」
「黒なら出かけているが、何の用事だね?」
「えー……」

 黒の父親に繋がった電話、そして話す事の出来ない用事。色無しは足場が崩れ落ちていくような感覚を味わっていた。

「とーちゃ?」
「灰色? 灰色か?」

 灰色が受話器のそばで喋る。色無しは希望の光を感じ取った。受話器を灰色と反対側に持ち変え、黒の父親に話し掛ける。

「そうです。灰色ちゃんです。偶然みかけたのでもしかしたら迷子かなと思いまして!」
「そうか、それはありがたい。家はわかるか? できれば連れて来てもらいたい」
「迷子じゃないよー」
「わかりました! すぐに!」



 受話器を置き、がくりと肩をおろす色無し。灰色はのぼった時のように色無しから降りる。

「迷子じゃないのにー」
「ごめん、後で好きな物買ってあげるから。ね?」
「すこんぶ」
「酢昆布? うん、わかった。それじゃ帰ろうか」

 色無しが顔に疲労をにじませながら電話ボックスのドアを開けようとすると、手も触れていないのに自然にドアが開いた。

「色無し……何やってるの?」

 そこには漆黒の髪を揺らす鬼の姿があった。

2件のコメント

[C264]

重電>充電
態勢>体勢かと。
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : ななし
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[C267]

指摘ありがとうございます
修正させていただきました
今後ともよろしくお願いします!
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : コメ返:ななしさん
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