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靴を脱いであがり、秋音はまっすぐ台所へ。俺は何も言わずに洗面所へ。
うがい手洗いを済すませたところに秋音がやってくる。

「うがい手洗いやってこいって……お母さんはひどいね、目の前にカレー置いてから言うんだよ?」
「シューが悪い、ちゃっちゃとすませろ」
「私の分もやってよ、丘に登って疲れたよ」
「できるか。って髪濡れてるぞ」
「傘に穴が空いててびっくりしたよ。途中で枝に引っ掛けたとき壊れたのかな?」
「髪を拭くのも追加だ。さっさとしないと俺がカレー食っちまうぞ」
「食べ物の恨みはこわいよ?報復がいやなら私が手を洗う間に髪拭いて!」
「まだ何もしてないっての……」

仕方なく置いてあったタオルを取り、がしがしと髪を拭く。

「おらおらおら!」
「乱暴にしないでよー」
「修野君、娘に乱暴は駄目だよ?」

いきなり俺たちの背後から現れたのは秋音の父親の俊夫(としお)さん。
これはやばいところを見られたかも……

「これは乱暴を働いたわけじゃなくてですね、秋音に頼まれてやった事で」
「おとうさん、これは合意の上での行為ってやつですよ」
「違うわ!」
「合意の上ではないとなると、やはり無理やりだったんだね?」
「いや、もう、かんべんして下さい……」

俊夫さんは詰問口調ではなく少し笑い顔、秋音に乗っかって面白がっているだけだ。敗北宣言しないかぎりいくらでも攻められるだろう。

「ほい、手洗い完了だよー」
「もう髪も大丈夫だろ。全く、自分の髪くらい自分で拭けっての」
「修野君は秋音と仲が良いねぇ、僕だって秋音の髪を拭いたことないのに」
「仲が悪いとは言いませんけど、振り回されているだけのような気がします」
「今日は私が振り回される番だったけどねー」
「うらやましい限りだよ。まるで昔の僕とクーを見ているみたいだ」

そういって遠くを見るような仕草をする俊夫さん。

「空音さんと秋音じゃ全然違いますよ」
「それがそうでもないんだよね……まぁそういう話はおいおいしてあげるよ。クーが待ってるし先に行ってて」
「楽しみにしてますね。それじゃ秋音行くぞ」
「はいはいー」

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